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「空想より科学へ」学習会~社会主義の必然性等について議論、「英語版への序文」は次回より

 第3章を最後まで読み終えました。資本主義の矛盾について振り返った後に、その解決は「社会が生産力を掌握する」ことによって得られるという意義、また社会主義の必然性、商品生産の廃止の意義と旧ソ連や中国の国家資本主義について、あるいは歴史における階級の発生と消滅について、さらにプロレタリアートの国家権力の掌握と国家の死滅等々について検討しました。特に最後の「プロレタリア革命」の部分で、いかなる闘いが(実力闘争、議会闘争など)という点も問題になり議論され時間が不足するほどでした。英語版への序文(史的唯物論について)は次回より入ります。

第3章第2節「流通手段」のa「商品の変態」学習会報告

 新参加者を迎え、第3章第2節「流通手段」のa「商品の変態」を学習しました。最後の方の3段落ほどは次回への持ち越しとなりました。
 冒頭、交換過程の矛盾について、その矛盾を媒介するものとしての貨幣の成立によって、直接的生産物交換W-Wに伴う矛盾がW-G-Wとなりさしあたって“解決”されて「運動できる形態」を与えられるが、矛盾を決して解消するものではないという意味について、また商品社会で社会的物質代謝を媒介する諸商品の形態変換の意義について検討されました。
 直後の第3段落で「この形態変換の理解」について「…見落とすことになる」とマルクスが“警告”していることの意味についても質問が出て議論されました。単に一商品と他の一商品金との素材的契機の交換という現象だけに固執して「形態の上に生じるもの」、商品の形態変換W-G-Wを見落としてはならないということ、W-Gは商品の価格の実現であり、すなわち、商品はすでに価格において自分自身の価値の姿態である貨幣・金に関係しており、W-Gは価格としてすでに観念的に示された価値の姿態に現実に転化する過程であるということなどが見過ごされてはならないという点を確認できると思います。
 後半部分は、販売W-G、購買G-W、一商品の総変態等々を順次見ていく中で、特に商品の“命懸けの飛躍”、販売の困難性について述べた第9段落が議論となりました。参加者から、商品変態論では現象を純粋に考察するために正常的進行を前提にするのだが、この“命懸けの飛躍”の部分は、後の段落に出てくる「恐慌の可能性」に関連する“伏線”でもあると述べられました。恐慌の可能性について記述されている段落は改めて次回検討することになります。
 次回27日は、a の残り(商品流通と物々交換との違いを述べた第20段落から)を検討したのちに、b「貨幣の通流」(「貨幣の流通」)に入ります。
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横浜で月2回『資本論』学習会を開いています。

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