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第12章「分業とマニュファクチュア」第4節「マニュファクチュア内部の分業と社会内部の分業」の学習会

 7月12日、第4篇「相対的剰余価値の生産」第12章「分業とマニュファクチュア」の第4節「マニュファクチュア内部の分業と社会内部の分業」を学習しました。
 第4節では、マニュファクチュア内分業と社会的分業との関連について、両者の本質的な違いについて検討しました。
 マニュファクチュア的分業は既に発展した社会的分業を前提しますが、社会的分業はマニュファクチュア的分業によってさらに発展するという相互の関係があります。
 マニュファクチュア的分業と社会的分業の両者の本質的な違いは次のような点にあります。①社会的分業の種々の自立した生産部門は商品を生産するのに対して、マニュファクチュアの部分労働者は商品を生産しないということ、彼らの共同生産物が初めて商品に転化するということ。②社会的分業の種々の生産部門の関連は生産物の売買によって媒介されているのに対して、マニュファクチュアの部分労働は労働力が同じ資本家によって購買され、結合労働力として使用されることによって媒介されるということ。③社会的分業では相互に自立した商品生産者の間への生産手段の分散を前提しているのに対し、マニュファクチュア的分業は一人の資本家への生産手段の集積を前提しているということ。④マニュファクチュア的分業では計画的になされる労働配分の規則が、社会的分業では事後的にのみ(市場価格というバロメータによって)知覚されるにすぎないということ。⑤マニュファクチュア的分業では部分労働者に対する資本家の無条件的な権威が支配するが、社会的分業では無政府的な競争が支配するということ、等々。
 また、資本主義以前の社会では、一方で社会的分業が権威的に組織されるが、他方で、作業場内分業は全く排除されるか、あっても散在的偶然的なこと、また、中世の同職組合では、一人の親方が雇ってもいい職人の数が制限されるなど種々の規則があり、マニュファクチュア的分業が発展する条件が意識的排除されたということ、マニュファクチュア的分業は資本主義的生産過程の独自の創造物であるという点なども検討しました。
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横浜で月2回『資本論』学習会を開いています。

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