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『カール・マルクス』(レーニン)の学習会~「社会主義」「プロレタリアートの階級闘争の戦術」について

 7月19日の『カール・マルクス』(レーニン)学習会は、「社会主義」と「プロレタリアートの階級闘争の戦術」の項目を検討しました。
 「社会主義」の項では、まず、資本主義社会の発展とともに、大規模生産が発展し、生産手段の集中と労働の社会化が進展し、社会主義の物質的基礎がつくり出されるということについてみました。そこで、「労働の社会化」と「生産の社会化」とはどう違うのかという質問が出て、チューターから「ほとんど同じこと」だと説明がありました。マルクスは『資本論』で、資本の集中と相並んで、拡大する労働過程の協業的形態、科学の意識的な技術的応用、労働手段の大規模化などが進展することを「労働の社会化」とよんでいます。レーニンは『帝国主義論』の中で帝国主義段階のことを見据えて「生産の社会化」という言葉で言っていますが、「労働の社会化」と同じことを、それが独占体の手中でなされることを強調しています。
 また、近代工場制度が、その悲惨な面にもかかわらず、進歩的な面があること、新しい諸要素を生み出すのだということをみました。例えば、工業と農業の合一や婦人の地位と未来の教育のための新しい条件、家族と両性関係のより高度な形態のための新しい経済的基礎をつくり出す、等々。
 さらに、近代国家や国民の形成はブルジョア的発展と結びついていること、ブルジョアは国家に依存しているが、労働者は祖国をもたないことから、今こそ万国の労働者が団結しなければならない時はないこと、近代民主主義はブルジョア独裁の最も巧妙な形式であること、階級闘争においてプロレタリアートが権力獲得へと進むことは必然であるが、無政府主義者はあらゆる権力を否定するところがマルクス主義との違いであることなどを検討しました。
 最後の「プロレタリアートの階級闘争の戦術」では、階級間の相互の関係やある一定の社会の発展や変化に応じて、労働者階級の戦術が決められねばならないこと、政治的停滞の時期なら、いかに闘っていくべきかということなどを検討しました。また、当時のイギリスの労働運動のブルジョア化やドイツブルジョアジーの反動性の原因について、パリコンミューンに対するマルクスの態度等々について見ていきました。
 次回、8月30日は、岩波文庫版の中の「フリードリッヒ・エンゲルス」「マルクスとエンゲルスとの往復書簡」の論文、さらにもう少し頑張って「マルクス主義の三つの源泉と三つの構成部分」「カール・マルクスの学説の歴史的運命」も読んでいく予定です。
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横浜で月2回『資本論』学習会を開いています。

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