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『カール・マルクス』(レーニン)の学習会~「マルクス主義の三つの源泉と三つの構成部分」など

 8月30日の『カール・マルクス』(レーニン)学習会は、「フリードリヒ・エンゲルス」「マルクスとエンゲルスとの往復書簡」と「マルクス主義の三つの源泉と三つの構成部分」を検討しました。
 
 「マルクス主義の三つの源泉と三つの構成部分」の中で、「マルクスの学説は、真実であるがゆえに、全能である」と簡潔にズバリと書かれているが、これはどういうことか若干議論になりました。
 これは、弁証法的唯物論を導きの糸にして、あるいは価値や剰余価値などの経済学説や階級闘争についての理論など科学的に解明されてきたことを拠り所に、我々が現実に立ち向かうことができるということを教えているのであって、レーニンが前半部分でマルクスの学説が硬化した宗派主義とは無縁だと述べているように、マルクスの書いたあれこれのものを教条として祭り上げ、それによって現実の諸問題の解答がすべて与えられているとかいう意味ではないということなどが検討されました。マルクス主義の真理観について、レーニンが『唯物論と経験批判論』の中で書いているので参考にしました。
 その中では、不可知論者の相対主義やマルクス主義を「独断論」と攻撃する陣営(現在でもこうした連中は山ほどいる)との闘いとして展開されていますが、マルクスの理論の「正しさ」の問題、弁証法的唯物論がいう「相対的真理」と「客観的真理」の関係、「マルクスの理論の道にそって進む」ことの意義などが述べられています。
 弁証法的唯物論で相対的真理といえば、一定の範囲と条件に規定されている客観的真理のことですが、相対主義者は人間の知識の歴史的限界性だけを誇張して、客観的真理そのもの否定することに行き着きます。レーニンは述べています。
 「実践の規準は――すなわち最近のすべての数十年間の資本主義国の発展の経過は――マルクスの社会=経済理論の、あれこれの部分、あれこれの定式等々ではなくて、一般にこの理論の全体の客観的真理性をもっぱら証明しているのであるから、ここでマルクス主義者の『独断論』についておしゃべりすることが、ブルジョア経済学にたいしてゆるすことのできない譲歩をすることを意味するのは、あきらかである。マルクスの理論は客観的真理である、というマルクス主義者が共通にもっている意見からの唯一の結論は、つぎの点にある。すなわち、マルクスの理論の道にそってすすめば、われわれはますます客観的真理に接近するであろう(けっしてそれを汲みつくすことはないが)、ところがあらゆる他の道にそってすすめば、われわれは混乱と虚偽以外のなにものにも到達することができない、という点にある」と。
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横浜で月2回『資本論』学習会を開いています。

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