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第1章第4節「商品の物神的性格とその秘密」その1学習会報告

 3月23日、第4節「商品の物神的性格とその秘密」に入り、前半部分を終えました。
 まずそもそも物神的性格とは何なのか――単なる物が自立した生命を与えられ、超人的な力をもつかのように神のように祭り上げられること、商品も他商品と交換する力(価値)を何か生まれながらにもっているかに人々には見えていること等が議論された後、商品の神秘的性格はどこから生じるのかについて検討しました。使用価値からでないこと、「価値規定の内容」――労働生産物に人間労働が支出されていること、どれだけかの労働時間をかけるということ、人間が社会的労働の一分肢を担わなければならないということなど――から生じるのでもない、商品という「この形態そのものから」、すなわち人間的労働を支出するということが「価値対象性」という物的形態をとり、どれだけ労働を支出したかということが「価値量」という形態をとり、相互に他人のために労働することが「労働生産物の社会的関係という形態」をとること、物と物との関係をとる等が論じられました。では、なぜこうした「形態」をとらねばならないのか――それは商品を生産する労働の特有の性格に根ざしています。商品を生産する労働は互いに独立してばらばらに営まれる私的労働である――しかし私的労働も全体として社会的労働でなければならないのですが、この社会ではそのためには商品交換を通して行われなければならず、その結果、生産者たちの社会的関係は物と物との社会的関係として現れざるをえません。商品を生産する労働のこの固有性は、商品生産社会の特殊歴史性を、それが決して未来永遠のものではないということを教えています。次回、商品生産社会とは別の他の生産形態と対比する中で、この点をさらに見ていきたいと思います。次回は、4節の後半、「ロビンソンの物語」からです。
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横浜で月2回『資本論』学習会を開いています。

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