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第3章「貨幣または商品流通」の第1節「価値尺度」 学習会報告

 第3章「貨幣または商品流通」の第1節「価値尺度」に入りましたが、最後の4段落分ほど次回22日に持ち越しました。貨幣の第一の機能としての価値尺度について、価値尺度と価格の度量標準との関連等について学習しました。
 「価値尺度としての貨幣は、諸商品の内在的価値尺度である労働時間の必然的現象形態である」という本文に付けられた注50に関して、「労働貨幣」とは何かという質問が出され検討しました。ここでは、商品を生産する労働は私的労働であり、直接に社会的な労働ではないので、商品の価値を直接に労働時間で表現することはできないという大事な点が論じられていますが,マルクスが商品生産の基礎上での「労働貨幣」という「浅薄なユートピア主義」(グレイやプルードンら)を批判している点、後段のオーエンの個所で言われているように、その「労働証券」も「商品生産と真っ向から対立する生産形態」、したがって社会主義社会でこそ真に実現されるべきものだということが確認されました。
 また貨幣は価値尺度機能においては表象されただけの観念的な貨幣として役立つとしても、価格はまったく実在的な貨幣材料に依存しており、こうした点の無理解から「ばかげた諸理論が生み出」されたということも検討されました(マルクスは『経済学批判』でスチュアートらの「観念的度量単位説」などを批判しています)。そのほか、価値尺度の二重化がその機能と矛盾するということについて、あるいは、商品価格が上昇する場合、低下する場合等商品価格の変動について検討しました。
 次回は、価値と価格との背離について述べた段落から第1節最後までを終え、第2節の「流通手段」に入る予定です。
 
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横浜で月2回『資本論』学習会を開いています。

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