10・10横浜働く者のセミナーの報告
10・10「横浜働く者のセミナー/労働者の生活を破壊するアベノミクス」を開催!
10月10日、かながわ県民センターで「労働者の生活を破壊するアベノミクス」をテーマに「横浜働く者のセミナー」が開かれました。報告者の話を聞いた後、アベノミクスがいかに破綻しているかについて熱心に議論が行われました。
報告者は、安倍政権の三本の矢、新三本の矢、参院選後の政策などを紹介し、アベノミクスの異次元の緩和政策ーこれがいかに労働者にとって危険なものであるかを中心に、アベノミクスの全体像を明らかにしました。
報告を受けた後の議論の中で参加者から、アベノミクスの基本は金融・財政政策であることを押さえる必要がある(新三本の矢だとか女性の活躍だとか云々はアベノミクスの破綻をそらすためのものだ)、また報告はアベノミクスが高橋財政を範としているというが、国債が直接か間接かは別にして日銀引き受けで大量に発行されているという点では似ているが、高橋財政は世界でもいち早くケインズ政策を実施したが、アベノミクスはケインズ政策の破綻、リーマンショック後の、さらに資本主義の矛盾が深刻化している中で出てきている、アベノミクスはそのことを示しているという指摘がなされました。
これを機に、今の資本主義がいかに行き詰まり、退廃しているか等の発言が他の多くの参加者からも出されました。例えば、これほど国家が経済に介入するのは異常だ、これほどの量的緩和・低金利をもってしても労働者の賃金はあがらないのはどうしてなのか、経済成長の基盤が失われているのに上から無理にやっているのが現状だ、先進国の資本主義はどこでもそうだ、産業を発展させて利益をだすのではなく、政策による株や為替や金利の変動で一喜一憂しているのは異常だ、資本主義の退廃と寄生性を示している等々という発言がありました。
最後に、アベノミクスは破綻しているにもかかわらず、自民党政権、安倍政権の支持率が下がらないのはなぜか、アベノミクスのねらいは国民のご機嫌をとって憲法を改悪することだという発言がなされましたが、時間が残り少なくなり、本セミナーの主題でもなかったので討議する時間はあまりとれませんでした。ただそれに対して、民進党も共産党も労働者の政党とはいえない、きちんとした労働者政党がないのが一番の原因ではないかという発言がなされました。時間の都合で議論はこの辺で終息せざるをえませんでしたが、報告や参加者の真剣な議論を通して、アベノミクスが破綻していること、そんなものを「加速させる」などというのは結局は国家財政を破綻させ、働く者の生活を破壊させるものでしかないこと、さらには野党もケインズ主義的なばらまき政策を共有している点ではアベノミクスを根本から批判できず、安倍政権と闘っていくことはできないこと、今こそ新しい労働者の政党と闘いが求められていること等々、基本的な点は確認できたのではないかと思います。(I)
10月10日、かながわ県民センターで「労働者の生活を破壊するアベノミクス」をテーマに「横浜働く者のセミナー」が開かれました。報告者の話を聞いた後、アベノミクスがいかに破綻しているかについて熱心に議論が行われました。
報告者は、安倍政権の三本の矢、新三本の矢、参院選後の政策などを紹介し、アベノミクスの異次元の緩和政策ーこれがいかに労働者にとって危険なものであるかを中心に、アベノミクスの全体像を明らかにしました。

これを機に、今の資本主義がいかに行き詰まり、退廃しているか等の発言が他の多くの参加者からも出されました。例えば、これほど国家が経済に介入するのは異常だ、これほどの量的緩和・低金利をもってしても労働者の賃金はあがらないのはどうしてなのか、経済成長の基盤が失われているのに上から無理にやっているのが現状だ、先進国の資本主義はどこでもそうだ、産業を発展させて利益をだすのではなく、政策による株や為替や金利の変動で一喜一憂しているのは異常だ、資本主義の退廃と寄生性を示している等々という発言がありました。
最後に、アベノミクスは破綻しているにもかかわらず、自民党政権、安倍政権の支持率が下がらないのはなぜか、アベノミクスのねらいは国民のご機嫌をとって憲法を改悪することだという発言がなされましたが、時間が残り少なくなり、本セミナーの主題でもなかったので討議する時間はあまりとれませんでした。ただそれに対して、民進党も共産党も労働者の政党とはいえない、きちんとした労働者政党がないのが一番の原因ではないかという発言がなされました。時間の都合で議論はこの辺で終息せざるをえませんでしたが、報告や参加者の真剣な議論を通して、アベノミクスが破綻していること、そんなものを「加速させる」などというのは結局は国家財政を破綻させ、働く者の生活を破壊させるものでしかないこと、さらには野党もケインズ主義的なばらまき政策を共有している点ではアベノミクスを根本から批判できず、安倍政権と闘っていくことはできないこと、今こそ新しい労働者の政党と闘いが求められていること等々、基本的な点は確認できたのではないかと思います。(I)