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『共産党宣言』学習会~第1章「ブルジョアとプロレタリア」後半と第2章「プロレタリアと共産主義者」

 11月16日、第1章「ブルジョアとプロレタリア」の後半と、第2章「プロレタリアと共産主義者」の初めの部分を学習しました。
 第1章後半では、前半部分を振り返りながら、ブルジョア社会の発展と矛盾の拡大の中から、プロレタリアートが成長し、プロレタリアートのブルジョアジーに対する闘いが発展すること、ブルジョアジーは自分の「墓堀人」を産み出さずにはいないということなどを見ていきました。また、小ブルジョア層の反動性やルンペンプロレタリアートとは何かということ―これについて質問がありましたーなども検討しました。後者について「旧社会の最下層からうみだされる」云々とあるのは1840年代の状況も反映しているのでしょうが、要するに、様々な階級の出身者を含み、自己の階級から脱落した人々を指すのではないかという点を見ました(『資本論』では「浮浪人、犯罪者、売春婦、要するに本来のルンペン・プロレタリアート」とあります)。
 第1章の最後で、再度資本主義の“自動崩壊論”について議論が出ましたが、チューターから、社会の変革というのは、歴史をつくるのが人間であるかぎり人間の行動を通して、階級闘争を通して実現されるものであること、歴史的必然性ということと自然的な自動崩壊論とは別のことだという指摘がありました。この点は共産主義者が何を目指しているかを述べた第2章を見ても、より一層明らかになってくると思われます。
 第2章に入って、共産主義者がプロレタリアート全体の利益の代表者であること、その当面の目的は、プロレタリアートの階級への形成、ブルジョアジーの支配を打倒しプロレタリアートが権力を握ること、また、共産主義者の理論は私的所有の廃止という一語にまとめることができるなどという点を見ていきましました。ところで「階級への形成」とは? マルクスは、個々バラバラな存在、階級闘争の未発達な段階の労働者から、労働組合だけでなく自らの政党にも結集して全国的闘争に立ち上がるような労働者階級へと成長していくことの意義を述べています(『哲学の貧困』では、「この大衆は、資本にたいしてはすでに一個の階級である。しかし、まだ、大衆それ自体にとっての階級ではない。…闘争において、その大衆は自己を相互に結合するようになる。大衆自体にとっての階級に自己を構成するのである」といっています)。このことは今日でも、労働者が労働貴族やエセ労働者の党、エセ共産主義者の党の影響下にあることや、多くの非正規・未組織の労働者が劣悪な状況におかれていることを考えると、重要な点ではないかと思われます。
 次回、引き続き第2章を検討します。
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横浜で月2回『資本論』学習会を開いています。

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