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『カール・マルクス』の学習会~唯物論、弁証法、唯物史観について

 5月31日、レーニンの『カール・マルクス』の第1回目の学習会では、マルクスの略伝、「哲学的唯物論」「弁証法」「唯物史観」まで読み検討しました。
 「哲学的唯物論」の項目では、唯物論か観念論かを分かつ問題、すなわち、物質・自然・存在を本源的なものとみて意識は存在から派生したものと考えるか、これとは反対に、意識が存在に先立つものと考えるかという哲学の根本問題をみました。唯物論か観念論かの問題は、レーニンも引用している『フォイエルバッハ論』中の別の言葉でいえば、神が世界を創造したのか、それとも自然は永遠の昔からあったのかという問題と同じことです。
 「唯物史観」の項目でも同様に、歴史や社会に対する唯物論的な見方と観念論的な見方との違いを確認しました。ある歴史的出来事がなぜある時代に起こったのかを問題にするとき、前者が、これを物質的社会的必然性において説明するのに対し、後者は、何か観念的な動機や天才の出現とか偶然とかによって説明する等々。
 「弁証法」については、以前『空想より科学へ』の学習会でも検討したように、形而上学的な考え方と対比しながら考えることができます。ある事物や現象をそれだけ切り離して固定不変のものとしてとらえる、「木を見て森を見ない」一面的な見方が形而上学的観点。これに対し、すべての事物・現象は、相互に連関し連鎖しあい、運動、変化、発展していくものであり、これをとらえるのが弁証法であり、弁証法は「外界ならびに人間の思考の運動の一般法則についての科学」だと述べられています。
 弁証法が連関と発展の基本法則だとしても、レーニンは後段で、発展の思想にも二つの発展観があること、ブルジョア自由主義者らの漸進的改良主義的な発展観と、「漸次性の中断」、量の質への転化を伴う飛躍的な革命的な発展観があることを明らかにしています。
 次回、6月21日は、「階級闘争」「マルクスの経済学説」について読んでいきます。
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横浜で月2回『資本論』学習会を開いています。

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